WordPressで無料メルマガを始める|MailPoet×Brevoの設定手順(1日300通まで0円)

WordPressの無料メルマガ設定

メルマガ配信サービスの月額費用が気になって止まっている方へ。WordPressのMailPoetと無料SMTPのBrevoを組み合わせると、小規模サイトなら月額0円からメルマガやステップメールを始められます。

構成 MailPoetで作成・管理、Brevoで配信を担当します。
無料枠 Brevoは1日300通まで無料。MailPoetは無料版の購読者数制限があります。
実体験 587番ポートで接続エラー、465番ポートで成功したポイントも解説します。

「メルマガを始めたいけど、配信サービスは月額が高い」そんな理由で足踏みしていませんか。

WordPressサイトをお持ちなら、月額0円からメルマガやステップメールを配信する仕組みを作れます。使うのは、WordPressのメルマガプラグインMailPoetと、メール配信サービスBrevoです。

MailPoetが「メルマガを書く・購読者を管理する係」、Brevoが「確実に届ける係」という分担です。この記事では、実際にこの構成を設定した流れと、途中でハマった接続エラーの対処法まで解説します。

MailPoetとBrevoの役割分担を説明する図解

なぜBrevoを挟むのか

MailPoetだけでもメール送信はできます。ただ、レンタルサーバーから直接たくさんのメールを送ると、迷惑メール判定を受けやすくなることがあります。

そこで、送信部分だけを配信専門サービスのBrevoに任せます。BrevoのSMTPを使うことで、WordPressから作ったメールを配信専用の経路で送れるようになります。

先に確認したいこと:到達率を上げるには、送信ドメイン認証(SPF・DKIM・DMARC)も重要です。まだ設定していない方は、先に お問い合わせフォームのメールが届かない?エックスサーバーで無料でできる3つの設定 を確認してください。

無料でどこまで使えるのか

2026年7月時点の公式情報では、Brevoの無料プランは1日300通まで送信できます。MailPoetの無料版は購読者500人までの制限があり、送信数にも上限があります。

小規模サイトのニュースレター、資料請求後のステップメール、既存のお客様への案内なら、最初の運用としては十分に試しやすい構成です。

MailPoet 作成・管理

メール本文、購読フォーム、購読者リスト、ステップメールをWordPress内で管理します。

Brevo 送信・配信

SMTPを使って、配信専門サービス側からメールを送ります。

DNS 信頼性

SPF・DKIM・DMARCなどの認証設定で、受信側から信頼される状態にします。

手順1:MailPoetをインストールする

  1. WordPress管理画面から「プラグイン」→「新規追加」を開きます。
  2. 「MailPoet」で検索し、インストールして有効化します。
  3. 初期設定ウィザードで、送信者名と送信者メールアドレスを設定します。
重要:送信者アドレスは、必ず自分のドメインのメールアドレスにしてください。例:info@あなたのドメイン。GmailやYahooのアドレスを送信者にすると、なりすまし判定されやすくなります。

途中でMailPoetアカウントや有料プランの案内が出ることがありますが、Brevoを使う場合はMailPoetの送信サービスを使わず、「自分のメールサービスをセットアップします」という流れで進めます。

手順2:Brevoの無料アカウントを作る

  1. Brevo公式サイトで無料アカウントを作成します。クレジットカードは不要です。
  2. 登録メールアドレスに届く確認メールをクリックします。
  3. プラン選択画面では「Free」を選択します。

Brevoの無料プランは期限なしで使えます。1日300通の上限があるため、一度に大きなリストへ送る用途ではなく、小さく始めるメルマガやステップメールに向いています。

手順3:Brevoでドメイン認証を設定する

Brevoの管理画面で「Senders, Domains & Dedicated IPs」から「Domains」を開き、自分のドメインを追加します。すると、DNSに追加すべきレコードが表示されます。

  • 送信用サブドメインのCNAME
  • 認証コードのTXT
  • DKIM用のCNAME 2本
  • 画像・リンク計測用のCNAME

エックスサーバーを使っている場合は、サーバーパネルの「DNSレコード設定」から1行ずつ追加します。

DMARCの二重登録に注意:Brevoが _dmarc の追加を提案してきても、すでにDMARCを設定済みなら追加しないでください。DMARCは1ドメインに1つだけです。2つ入れると認証エラーになります。

また、ドメイン本体のTXT認証は反映に時間がかかることがあります。「値が一致しません」と出ても、入力が正しければ1時間ほど待ってから再確認しましょう。慌てて入れ直すと、かえって原因が増えます。

MailPoetとBrevoのSMTP設定チェックリスト

手順4:SMTPキーを取得してMailPoetに接続する

  1. Brevoの「SMTP & API」画面で「Generate SMTP key」をクリックし、SMTPキーを生成します。
  2. 表示されたキーをコピーします。一度しか表示されないため、必ず控えてください。
  3. WordPressで「MailPoet」→「設定」→「送信方法」を開き、「その他」→「SMTP」を選びます。
SMTPホスト名 smtp-relay.brevo.com
SMTPポート 465
ログイン Brevoの画面に表示される専用ログイン。例:xxxx@smtp-brevo.com
パスワード 生成したSMTPキー
安全な接続 SSL/TLS
実体験メモ:Brevoの画面では587番ポートが案内されることがありますが、当方のエックスサーバー環境では587だと「Could not connect to SMTP host」エラーになり、465番ポートに変更したら接続できました。同じエラーが出た方は、まず465を試してください。

もうひとつ間違えやすいのがログイン欄です。自分のメールアドレスではなく、Brevoが発行した専用ログインを入力します。

手順5:テスト送信で確認する

MailPoetの設定画面にある「送信方法をテストする」に、自分のGmailアドレスを入れてテスト送信します。受信トレイに届けば、まずは接続成功です。

さらに確実に確認したい場合は、無料の採点サイト mail-tester でチェックします。SPF・DKIM・DMARCがPASSしているか、本文やリンクに問題がないかを確認できます。

これでできるようになること

  • ニュースレター配信:お知らせやキャンペーンを一斉送信できます。
  • ステップメール:登録から1日後、4日後、7日後のように自動配信できます。
  • 登録フォーム設置:WordPress上に購読フォームを設置できます。
運用上の注意:メルマガには、配信解除リンクと送信者情報の表示が必要です。MailPoetは標準で解除リンクを入れられる設計なので、フッターの解除リンクを消さないようにしましょう。

よくあるつまずき

587番ポートで接続できません

エックスサーバー環境では465番ポートとSSL/TLSで接続できる場合があります。まずポートを465に変更して再テストしてください。

DNS認証がなかなか通りません

DNSの反映には時間がかかります。入力内容が正しければ、1時間ほど待ってからBrevo側で再確認します。

DMARCレコードをBrevoにも追加していいですか

すでにDMARCを設定済みなら追加しないでください。DMARCは1ドメインに1つだけです。

まとめ

  • MailPoetはメルマガの作成・管理、Brevoは配信を担当します。
  • 到達率を上げるには、Brevo側のドメイン認証と既存のSPF・DKIM・DMARC設定が重要です。
  • 接続エラーが出たら、SMTPポート465とSSL/TLSを試します。
  • 小規模運用なら、月額0円からニュースレターやステップメールを始められます。

設定を任せたい方へ

「DNSの設定が不安」「フォームからステップメールまでまとめて作ってほしい」という方には、メール到達の設定込みでWeb制作を承っています。

参考:Brevo公式FAQ「Free plan limits」、MailPoet公式FAQ「Free Version 500 Subscribers Limit」